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<<   作成日時 : 2009/06/03 00:47   >>

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映画 「The Harimaya Bridge はりまや橋」

愛する息子が遺した絵を集めるために来日した
アメリカ人の写真家が、息子を思いながら暮らす女性と
出会い、誤解や偏見を乗り越えていく人間ドラマ。

『ブラインドネス』のダニー・グローヴァーが才能を発掘した
アーロン・ウルフォーク監督が脚本から手掛けた長編デビュー作で、
国境を越える家族の物語を完成させた。

高岡早紀、清水美沙、misono、白石美帆ら個性的なキャストに加え、
とんねるず石橋貴明の娘、穂のかが本作でデビュー。

高知県、サンフランシスコのロケ映像も見逃せない。
                       (シネマトゥデイ)
-------------------------------------------------

いまどきちょっと珍しいほどの、静かで地味で真面目な
心温まる良心作というべき映画に思えました。

こんな作品を見ると、いかに今の映画やドラマが観客を
退屈させまいとして刺激や興奮を与えすぎかと思うことしきりでした。

あるいはナレーションなどを多用して、分かりやすくすることを
意識しすぎて、映画の見方を通り一遍のものにしてしまい、
自由な見方を阻害していると感じるものもあるように思います。

この作品は監督の長編デビュー作ということもあって、奇をてらわず
実にオーソドックスに、丁寧に撮られた印象を受けました。

もっとも映画の前半は、日本を快く思っていない主人公の
ベン・ギロリが日本を訪れ、その体格と同様に態度も大きく、
日本の文化、習慣など全く意に介さない様子が丹念に描かれ、
見ている観客は、この強引な偏屈オヤジめ、と思うことでしょう。

このベン・ギロリや彼を懸命にアテンドする清水美沙らの登場人物の
細かな心情の描写が実に見事で、私たちに伝わってくるのでした。

それに随所に見られた高知の田舎の風景の美しさなど、
この監督は黒人ではなく日本人なのでは、と思わされます。

比較的静かな映像が続く中で、いつものままの明るいキャラの
misonoさんの存在感がいいアクセントになっていたように思います。

彼女とベンが車の中で歌う、Curtis Mayfieldの”It's All Right”が
とても良くって、この映画のハイライトのシーンのひとつだと感じました。

この曲が日本のカラオケで歌えるほどポピュラーかなとは思いましたが、
ベン親子とmisonoをつなぐ重要なアイテムとなっていました。

人種や世代による誤解や偏見というものの正体は、
突き詰めれば、愛情や大事に思う心の裏返しがエゴとなって
姿を変えていったものかもしれないと考えさせてくれました。

高岡早紀さん、清水美沙さん、穂のかちゃんら皆さん好演でした。

とりわけ清水美沙さんは、素晴らしい日本の女性を演じてくれました。

徐々にその頑なな心情を変化させるベンが最後にした決断は
唐突なようにも見えますが、映画ですからこれで正解なのです。

とても心地よいラストでした。









Curtis Mayfield - It's All Right





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