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zoom RSS 映画 「春との旅」

<<   作成日時 : 2010/04/28 02:34   >>

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映画 「春との旅」

足が不自由な元漁師の祖父と仕事を失った18歳の孫娘が、
疎遠だった親族を訪ね歩く旅に出る姿を描いたヒューマンドラマ。

『愛の予感』などで国際的にも高い評価を受ける小林政広監督の8年越しの
企画となる作品で、高齢者問題を切り口に生きることの意味を問いかける。

主演は数々の巨匠たちの作品に出演してきた名優・仲代達矢、
彼の孫・春役には『アキレスと亀』の徳永えり。そのほか大滝秀治、
菅井きん、小林薫ら実力派が脇を固める。
                                  シネマトゥデイ
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見事な日本映画でした。

最近の邦画はTV局とタイアップして、ばんばんCMを流すような
派手な作品が目立つのですが、そういったものとは対極をなす映画です。

小林政広監督にはいつも唸らされます。

海辺に建つ粗末な家から憮然とした表情で飛び出す老人(仲代達矢)、
その彼を必死で追いかける赤い服を着た娘(徳永えり)。

観客には二人の関係も、どういう状況なのかも分かりません。
この冒頭のシーンから惹きつけられてしまいました。

次第に分かってくる二人の関係。

実は、足が不自由な元漁師の祖父と仕事を失った18歳の孫娘が
祖父の居候先を求めて、疎遠だった親族を訪ね歩く旅に出たのです。

彼らが訪ねる老人の兄弟たちにもそれぞれの事情がありました。
老いの悲しみや、疎遠だった兄弟とも確執やら葛藤やらが噴出します。

衝突はしても血を分けた兄弟との間にはギリギリの思いやりも感じました。
なんとも物悲しく切なく、身につまされた映画でした。

主演は名優・仲代達矢。

途中で姉に言われたように、偏屈でワガママで甘ったれな爺さんでした。
でもそれだけではない、愛すべき何かを感じさせる爺さんを巧みに演じてくれました。

だからこんなに世話の焼けるお爺ちゃんを孫娘は捨てておけません。

この孫娘を演じた徳永えりちゃんが素晴らしかった。

垢抜けない田舎娘で、ひょこひょことガニ股でお爺ちゃんについて行く。
その後姿は足をひきずるお爺ちゃんにソックリの歩き方でした。

ヴェテランの名優ぞろいの周りにあって、アッパレな存在感でした。

二人の旅の帰路に父親に会い、ついに堰を切ったように泣き崩れた彼女は
いとおしくていとおしくてたまりませんでした。

こんな心優しい孫娘に、ずっと一緒に居たいといわれたお爺ちゃんは
なんと幸せな男だったことでしょうか。
















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▼動機 キャストと予告編を見て ▼感想 今年になって初めて映画を観たと思った ▼満足度 ★★★★★★★ まんぞく ...続きを見る
新!やさぐれ日記
2010/06/24 20:10

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