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zoom RSS 映画 「武士の家計簿」

<<   作成日時 : 2010/11/03 09:00   >>

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映画 「武士の家計簿」

磯田道史原作のベストセラー「武士の家計簿『加賀藩御算用者』
の幕末維新」を、森田芳光監督が映画化した異色時代劇。

代々加賀藩の財政に携わり“そろばんバカ”と呼ばれた下級武士が、
妻の支えを得ながら一家、そして藩の財政を切り盛りしていく姿を描く。

主演は、『南極料理人』の堺雅人、彼の献身的な妻役に
『ごくせん』シリーズの仲間由紀恵。

先行き不透明な現代にも通じる、幕末維新の激動の時代を
たくましく生き抜いた主人公一家の姿が胸を打つ。
                         シネマトゥデイ
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この作品の原作を最近読みました。
それは大変に面白い本でした。

幕末から明治にかけて、残された”家計簿”から、当時の下級武士の
暮らしぶりが実にリアルに読み解かれて、時間を忘れて読んだ本でした。

それを森田芳光監督が映画化してくれました。

殺陣のシーンや血生臭いシーンの全く出てこない、どちらかといえば
ほのぼの、淡々としたとした、時代劇としては変化球の作品です。

なかなか味わい深くはあるものの、全体として受けた印象は
やはり少々淡白でメリハリを欠いた感じは否めません。

主人公の生きる術であった”卓越した会計能力”というものを
映像にして見せる、というのがそもそも難しいことなのでしょう。

たしかに破綻しかけた家計を立て直すべく家財を売り、倹約に励む
猪山家の様子は可笑しくも、微笑ましくもあるのですが。

この場面、ちょっと不自然さを感じたシーンでもありました。

家の借金の発覚が突然の出来事のように描かれているのは妙で、
家の誰かが方々に借金を繰り返していたからのことであるはず。

人一倍几帳面な家系であるはずの猪山家でしょうに。

まあ当時武士として体面、体裁を取り繕うのには
収入以上の出費が要ることが多かったらしいのですが。

そんな猪山家の日常が丁寧に描かれていく映画です。
ことさら過剰な演出などないのは好印象でした。

親の葬儀の日に、その日の葬式の収支を計算するような家系の猪山家。
”そろばん”で幕末維新の時代を生き抜いた家族の物語でした。

しみじみとした余韻が残った、爽やかな映画でした。



















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「武士の家計簿 」加賀藩のお武家さまの借金返済計画
「武士の家計簿 」★★★☆ 堺雅人、仲間由紀恵、松坂慶子、西村雅彦、草笛光子、中村雅俊 出演 森田芳光 監督、129分、2010年12月4日公開、 2010,日本,アスミックエース、松竹 (原作:原題:武士の家計簿) ...続きを見る
soramove
2010/12/16 21:51
武士の家計簿
 『わたし出すわ』の森田芳光監督の作品であり、また原作本を出版直後に読んだことがあり、その内容はす... ...続きを見る
映画的・絵画的・音楽的
2010/12/24 20:43
『武士の家計簿』 世代会計の映画化という偉業
 マスメディアが黙殺する問題、それを取り上げたのが『東のエデン』の画期的な点の一つだろう。  その問題――世代間格差の問題をマスメディアが取り上げることは滅多にないが、『東のエデン』はそれを堂々と... ...続きを見る
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