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zoom RSS 映画 「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」

<<   作成日時 : 2010/11/23 11:43   >>

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映画 「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」

人気漫画家・西原理恵子の元夫で戦場カメラマンの
鴨志田穣が、自身のアルコール依存症の経験をつづった
自伝的小説を映画化した人間ドラマ。

重度のアルコール依存症になった男と、彼を支え続けた
家族たちの日々を、『わたしのグランパ』の
東陽一監督が丁寧に描き出す。

身勝手だが憎めない主人公を浅野忠信、その妻には
『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』の永作博美が扮する。

どん底の状況で主人公が自分と向き合い、家族という
心の居場所を見いだしていく姿が胸を打つ。
                          シネマトゥデイ
-----------------------------------------------

東陽一監督というと、私は永島敏行主演の「サード」を思い出します。
当時のATGを代表するような、暗いけど鮮烈な印象を残した映画でした。

あれはもう30年以上前の作品です。

東監督、幾つになられたのかと調べると1934年生まれですから76歳です。
しかし本作はもたついたところなど全く無い見事な作品でした。

アルコール依存症を扱っている映画です。

酒を飲むと人が変わる、なんて人誰の周りにもいくらでもいるみたいで、
アルコール依存症というのは、世間からはとかく軽く見られがちなのですが、
これは立派な病気で、しかも相当に深刻なのです。

本人の意思の強い弱いではなく、適切な治療、処置がなされないと
その患者本人も家族も周りの人間も皆悲惨なことになります。

本来であれば陰鬱で暴力的で救いようのないものになろうところを、
この映画は重くなり過ぎずに、むしろ軽やかな印象を残すのでした。

これは娯楽映画ですから、こういう演出は正解に思います。

すごく悲しい映画なのに、随分と笑わせてくれました。

特に主人公が入院したアルコール依存症の病棟の、人間臭くて
ユニークで、やっかいな面々ばかりの患者仲間たちは愉快で痛快でした。

主人公にはちょっとありえないほどの素晴らしい家族がいました。
元妻も母親も子供たち(天使のようでした)も皆が彼を支えます。

現実的には何度も何度も禁酒を宣言して、でもその都度失敗し続ける依存症患者は、
家族からでさえ見捨てられ、孤独な存在となることが多いのでしょう。

ラストの海岸のシーンは爽やかで、幸福感すら感じる場面でした。

恐らく主人公の一生は人と比べ、悲惨で短いものであったでしょうが、
この映画は、彼がこの世を去る最後の瞬間に見た走馬灯のようなものかな、
と思ったりするのでした。

浅野忠信さんと永作博美さん、いつもながら本当に上手い役者さんたちでした。























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「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」よく頑張りました、うちに帰ろう
「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」★★★☆ 浅野忠信、永作博美、市川実日子、利重剛、藤岡洋介、森くれあ出演 東陽一監督、118分 、2010年12月4日公開、 2010,日本,ビターズ・エンド (原作:原題:酔いがさめたら、うちに帰ろう。) ...続きを見る
soramove
2010/12/09 07:24
誇り高く生きよう―『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』
 元戦場カメラマンの塚原(浅野忠信)は、アルコール依存症が原因で漫画家の 妻(永作博美)と離婚。二人の子どもたちとも別れ、実家の母(香山美子)の元で 生活していた。どうしても酒が断てない彼は、... ...続きを見る
真紅のthinkingdays
2010/12/10 19:37
酔いがさめたら、うちに帰ろう。
 ことさら「海老蔵事件」があったからというわけではなく、好きな俳優の浅野忠信が出演しているというので、『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』を見に、テアトル新宿に行ってきました。 ...続きを見る
映画的・絵画的・音楽的
2010/12/18 05:53
酔いがさめたら、うちに帰ろう。
うーーーん、浅野忠信は、いい役者だなー、とつくづく。 ・・・先日、映画「酔いがさめたら、うちに帰ろう」を見てきました。 [画像] これはご存じ西原理恵子の元夫で2007年に亡くなった、鴨ちゃんこと鴨志田穣原作の、ノンフィクションです。 あ、役名がついてるので、半・ノンフィクションなのかな? 私はこの原作は本屋さんでぱらっと読んだだけなのですけど、西原のファンなのでもちろん鴨ちゃんのエピソードはよぅく知っては、います・・・。 亡くなった時はかなりショックでした。 → ●当時の記事「サイバラんちの鴨... ...続きを見る
椿的濃縮タマシイ
2010/12/18 22:30
酔いが覚めたら、うちに帰ろう
 戦場カメラマンの塚原安行(浅野忠信)は、アルコール中毒。元家族との外食先で大ジョッキを飲んでぶっ倒れ、実家でも、次に家族に会う時はしらふで、といいつつウォッカをあおって、失禁、大量の吐血。酒にどっぷり漬かった姿は、だらしなくも、ギョットするほどの壮絶さ… ...続きを見る
シネマ大好き
2010/12/26 17:32
『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』(2010)/日本
監督: 東陽一出演:浅野忠信、 永作博美、 市川実日子、 利重剛、 藤岡洋介、 香山美子公式サイトはこちら。<Story>今度こそやめると誓いながら、今日も深酒を重ねる... ...続きを見る
NiceOne!!
2011/01/30 07:03
『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』 毎日かあさん、時々とうさん
 自分が、恋人が、肉親が、難病に侵されて余命いくばくもないことが判ってしまったら、あなたはどうする? ...続きを見る
映画のブログ
2011/02/18 01:09
mini review 11526「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」★★★★★★☆☆☆☆
人気漫画家・西原理恵子の元夫で戦場カメラマンの鴨志田穣が、自身のアルコール依存症の経験をつづった自伝的小説を映画化した人間ドラマ。重度のアルコール依存症になった男と、彼を支え続けた家族たちの日々を、『わたしのグランパ』の東陽一監督が丁寧に描き出す。身勝... ...続きを見る
サーカスな日々
2011/05/22 11:55

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