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zoom RSS 映画 「神々と男たち」

<<   作成日時 : 2011/10/02 15:18   >>

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映画 「神々と男たち」

1996年にアルジェリアで起きた武装イスラム集団によるとされる
フランス人修道士の誘拐、殺害事件を題材に、人間の尊厳と使命を問うドラマ。

テロの恐怖に直面した修道士たちの心の葛藤を描いた本作は、
第63回カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリを受賞、
第83回アカデミー賞外国語映画賞フランス代表に選ばれた。

監督は、俳優としても活躍するグザヴィエ・ボーヴォワ。

出演には『恋するシャンソン』のランベール・ウィルソンなど、
フランス映画界の実力派がそろう。
                        シネマトゥデイ
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打ちのめされるような映画でした。

カンヌのグランプリ受賞も頷ける、静謐かつ重厚な作品でした。

アルジェリア内戦下の武装イスラム集団によるフランス人修道士襲撃事件を
扱ったということで、さぞや緊張感溢れるサスペンスフルな映画とおもいきや、
映画はほぼ全編において、修道士たちの日常を淡々と描いていました。

彼らの日常というのは、イスラム教徒の地元民と密接に溶け合った、
実に質素で慎ましやかで、祈りと聖歌の日々でした。

この一見単調で退屈に見える生活こそが、実は至上のものである、
と言わんが如く、映画は彼らの静かな日常を繰り返し写していました。

しかしそんな穏やかな村にも徐々にテロリストの脅威が迫りつつあり、
やがて彼らの中でもこのまま村に残るべきか、離れたほうがよいのか
頻繁に話し合われるようになります。

彼らが悩んだ末に出した結論は村に残るというものでした。

この時の修道士たちのそれぞれの表情があまりに素晴らしく、
この場面の高揚感は、まさにこの映画のクライマックスでした。

今思い出しても胸が熱くなる思いがするほどです。

そして事は起きてしまったのでした。

実はこの映画を見て既に何日か経ったのですが、
ずっと心に引っかかるものがあって、それが今もくすぶっています。

それは、彼らは村を去るべきではなかったのかということ。

彼らの崇高な強さ、美しさに感動を受けながらも、あえて不遜を承知でいうならば、
あの時の彼らの中に独りよがりの傲慢さは微塵もなかったのだろうかと思うこと。

こんなことを書くのはきっと私の単なる希望論なのでしょうが、
村人は彼らに村を去るべく懇願すべきだったし、
彼らは一年でもニ年でも安全に戻れるまで村を離れるべきだったと。

彼らの非暴力、不服従が軍の警護を拒んで、結果的に
テロリストが修道院を襲わざるをえない状況にしてしまったのではないか、
というようなことを今でも考えてしまうのです。

思えば、あの”白鳥の湖”のクライマックス・シーンは、
人間がいってはならない高みに達してしまった瞬間というか、
人間が人間でなくなってしまった瞬間ではないかと言う気もするのです。


こんなに後々ズルズルと引きずる映画もそうはありません。

是非ご覧になって、あなたはどう感じたかを聞いてみたい作品でした。
























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神々と男たち
1996年にアルジェリアで起きた武装イスラム集団によるフランス人修道士誘拐・殺害事件を映画化。命の危険に恐怖し、逃げ出したい気持ちとの間で揺れる修道士たちの心の葛藤を描いた作品だ。主演は『華麗なるアリバイ』のランベール・ウィルソン、監督は俳優でもあるグザヴィエ・ボーヴォワ。第63回カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリを受賞した。 ...続きを見る
LOVE Cinemas 調布
2011/10/02 19:24

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