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zoom RSS 映画 「桐島、部活やめるってよ」

<<   作成日時 : 2012/06/26 00:57   >>

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映画 「桐島、部活やめるってよ」

早稲田大学在学中に第22回小説すばる新人賞を受賞した
朝井リョウのデビュー作を映画化した青春群像劇。

学校一の人気者である男子生徒・桐島が部活をやめたことから、
少しずつ校内の微妙な人間関係に波紋が広がっていくさまを描く。

学校生活に潜む不穏な空気感を巧みにあぶり出したのは、
『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』の吉田大八監督。

クラスでは目立たず地味な存在の主人公に神木隆之介が扮するほか、
『告白』の橋本愛、『SAYURI』の大後寿々花らが共演する。
                             シネマトゥデイ
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これは良かった。

青春群像劇という範疇の作品になるのでしょうが、ちょっと
例が挙げられないような、新鮮な感覚で見られた作品でした。

映画やドラマでは大抵の場合、学校一の人気者・桐島が
ヒロインとなって活躍する様子が描かれることになりますが、
現実の世界ではそんなものは幻であるかの如く、本作では
その周囲の人間がそれぞれに活写されていました。

それはもうリアルで切実で滑稽で、意地が悪いほどに
ビターな味わいに満ちていて、キュンとさせられました。

一見何気ないような田舎の高校生の日常が、丹念に繰り返し描かれることで
あの頃の一筋縄ではいかない、不穏でビミョーな空気感がじわじわと伝わります。

本来主役のはずの桐島が部活をやめる、ということが触媒となって
小さな波紋が徐々に次の波紋を呼んでいく様が巧みに描かれていきます。

クラスにはさまざまな人間がいて、桐島を頂点としてなんとなく保っていた
人間関係が微妙に崩れて、葛藤や亀裂が生まれる感じが見事でした。

精巧な寄木細工が組み立てたような、演出の巧さに唸らされます。

若い役者さんたちがそれぞれに存在感を示していました。

私ははるか昔に男子校を出ましたので、クラスの半数近くが女子という環境は
もはや想像だに出来ませんが、本作は人物描写が実に見事でしたので、
当時の自分や友人たちの姿を重ねること必至の映画のように思います。

本作は見事な青春群像劇であり、幾層もの切ない恋愛映画でした。
素晴らしく瑞々しくて、ダイナミックで大きなカタルシスを得られた映画でした。























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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
痛い映画ではありますが、脚本も演出も実に凝っていて鮮やかで、面白かったです。
同じ時間が複数の人物の視点から繰り返されるのは、作中でも言及される様にタランティーノ的ですが、構成がうまいので、繰り返して見たくなりますね。
吉田大八監督の作品は「クヒオ大佐」「パーマネント野ばら」を見てどちらも面白かったのですが、本作の鮮やかさは一味違います。
一番痛いのは映画おたくの神木隆之介の周辺の言動かな。昔の自分を見ているみたいでした。
原作とはかなり違うらしいので原作も読んでみたいと思います。
きさ
2012/10/19 23:25
これは面白かったですね。
こんなヤツいたなあ、って誰もが思うようにそれぞれの登場人物に存在感がありました。
言われるように愛すべきは神木クンたち、映研の学生たちでした。私も彼らに思い入れを感じてました。あんなにシュッとした神木クンのようなモテそうのは回りにいなかったなあ。
演出の巧さを感じる作品でした。
Mr.G
2012/10/20 00:07

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