ようこそMr.G

アクセスカウンタ

zoom RSS 映画 「少年H」

<<   作成日時 : 2013/07/31 02:16   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 4 / コメント 0

画像










映画 「少年H」

1997年に発表されベストセラーを記録した、妹尾河童の
自伝的小説を実写化したヒューマン・ドラマ。

戦前から戦後までの神戸を舞台に、軍国化や戦争という
暗い時代の影をはねつけながら生きる家族の姿を見つめていく。

実際に夫婦でもある水谷豊と伊藤蘭が、
テレビドラマ「事件記者チャボ!」以来となる
共演を果たし、少年Hの父母を演じる。

メガホンを取るのは、『鉄道員(ぽっぽや)』などの名匠・降旗康男。

感動にあふれた物語もさることながら、当時の
神戸の街並みを再現したオープンセットも見どころだ。
                          シネマトゥデイ
----------------------------------------------

神戸のとある一家の戦前、戦中、戦後を描いた一本。

過剰な演出を避けた降旗監督の映像はとても見易すくて
さすがにベテランの名匠監督らしく丁寧で品の良さ感じました。

太平洋戦争に向かいつつある日本の不穏で不気味な空気感や、
戦中の軍国主義の蔓延した重苦しく自由のない世の中の様子が
実に分かりやすく描かれていたように思います。

当時を知る人たちが高齢で次第に語られることが少なくなる今、
こうした映画が若い人に観られることは大変に意義のあることでしょう。

映画の前半から中盤を見ていて私は、こんな世の中は絶対にイヤだ、
やはり戦争なんて二度とするもんじゃない、と強く思いました。

この一家の父親を演じたのは水谷豊。

この時代には珍しいであろう、バランスのとれた思考をする賢い人で、
彼が家族に言うことは至極もっともだなあ、と思わせるものでした。

それでもこの父親をごく普通の一家の父親として捉えて、必要以上に
信念の人、スーパーマンのように描いていないのが良いのです。

水谷豊の持つ実直な雰囲気がこの役柄に合っていました。

この父親に育てられる息子が主人公の肇少年でした。

”自分の目で見て、自分で判断しなさい”とか、
”自分と異なる考え方のあることを認めなさい”と教えられます。

こうして育った彼の目には、戦前と戦後の大人たちの言動は
どう映ったのか、そこがこの映画のカギのようでもありました。

映画はこのごく平均的な一家が体験した出来事を綴ることで、
まるでこの時代の歴史をおさらいするような気になりました。

ラストでフェニックスのイラストを描く肇少年が象徴的でした。

戦争映画は悲劇的なシーンや、残酷な描写が多くて嫌だ、
という人にも楽しめる作品であるように思います。



















テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(4件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
少年H
少年H@東宝試写室 ...続きを見る
あーうぃ だにぇっと
2013/08/06 06:10
少年H あの戦争は何だったんだ!
【=41 うち今年の試写会5】 だんだん夜明けが遅くなってきて、出勤前にサーフィンが出来るのもあと僅かな感じの貴重な日々なのに、でも肝心の波がないのだ・・・ ...続きを見る
労組書記長(←元)社労士 ビール片手にう...
2013/08/26 11:30
「よぉ、見とくんやで」 〜『少年H』
 昭和初期の神戸。「H」 とイニシャルの刺繍されたセーターを来た肇(吉岡竜 輝)は、「いっつも一言多い」 と叱られる、好奇心旺盛な腕白少年。外国人相手 に洋服を仕立てる父(水谷豊)と、熱心なク... ...続きを見る
真紅のthinkingdays
2013/08/31 08:00
素直に感動したんだけどな〜・・・〜「少年H」〜
今日やたらレビュー書いてますが9月に見た映画は”あの花”だけで これとスター・トレックは8月31日鑑賞。(いやま〜そないにかわりませんが。(^^;) ...続きを見る
ペパーミントの魔術師
2013/09/02 15:51

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
映画 「少年H」 ようこそMr.G/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる