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<<   作成日時 : 2013/11/16 02:31   >>

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映画 「かぐや姫の物語」


数々の傑作を生み出してきたスタジオジブリの巨匠、高畑勲監督が手掛けた劇場アニメ。

日本で最も古い物語といわれる「竹取物語」を題材に、かぐや姫は
どうして地球に生まれやがて月へ帰っていったのか、知られざるかぐや姫の
心情と謎めいた運命の物語を水彩画のようなタッチで描く。

声優陣には、ヒロインかぐや姫にテレビドラマ「とめはねっ! 鈴里高校書道部」などの朝倉あき、
その幼なじみを高良健吾が務めるほか、地井武男、宮本信子など多彩な面々がそろう。
                                              シネマトゥデイ
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これも凄い映画でした。

さすがにジブリ、日本のアニメの高い実力を存分に見せてくれました。

竹取物語ですから、おおまかなところは日本人なら誰でも知っているであろう話を、
137分の長尺にして観客を飽きさせることなく、一気に見せてくれたように思います。

一番の特徴はまず、その絵のタッチでしょうか。
最近では実写と見紛うばかりに描きこんだ絵が主流となっているように思えますが、
本作の水彩画のような淡いタッチは、実に新鮮に目に映りました。

分かっている筈のストーリーなのに引き込まれます。

最古といわれる古典がなぜこんなに面白く見られるのか。
否、面白い話だからこそ今も古典として愛され続けるのでしょう。

このかぐや姫のお話、いま改めて見ても、実に絢爛豪華で、摩訶不思議で、
なんともスケールの大きな、それでいて示唆に富んだ話であることか。

かぐや姫自身のキャラの生き生きとしたところも見逃せない魅力のひとつでした。

そして一見原作に忠実なように見えて高畑監督は新しい命を吹き込んでいました。
ここを見逃しては、本作は原作を映像化しただけの退屈な映画と映るでしょう。

それがかぐや姫の犯した罪と罰。

何がかぐや姫にとって罪であり、罰だったのか。
ここは例によって、奥の深いジブリ映画、まあ如何ようにも解釈が可能なのです。

月の世界を浄土、あるいは死後の世界と見て、地球を生命、自然、愛情の世界とするか、
また質素な山の暮らしを善、華美な都の生活を悪として見るべきなのか。

彼女の罪は地上で生きることを喜びと感じたからなのか。
望まない生き方を強いられ、苦しみ、月に帰りたいと思ったことが罰なのか。

さらにもっと観客を悩ますのは美しい姫の愛情の行方でしょうか。
彼女の望まぬ男からの求愛は男たちを不幸にしました。

では彼女が待っていたのは、捨て丸という山の男だったのでしょうか。
彼女を月から呼び寄せたのは彼の魂の歌を聴いたからだったのでしょうか。

この捨て丸という男は原作にはない、高畑監督の脚色による人物でした。
彼がかぐや姫と山で再会し、一緒になろうと言った美しい飛翔のシーンが印象的です。

でもこのとき彼にはすでに妻子がいたのです。
高畑監督の描く、かぐや姫の罪と罰はここのところに込められていたように思えてなりません。

いつものジブリ映画のように、見た人の解釈が楽しみな映画です。
もちろん、そんなややこしいこと考えずに見ていても楽しめる作品でした。

はるか昔の豊かな山の自然の四季、特に春の美しさ、満開の桜の下で舞う姫の躍動感等々、
淡色系の映像の綺麗さに酔いしれた映画でもありました。


























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「かぐや姫の物語」 生命力のある線
宮崎駿監督と並ぶスタジオジブリの2枚看板の高畑勲監督の最新作です。 当初は「風立 ...続きを見る
はらやんの映画徒然草
2013/12/21 15:10

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