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zoom RSS 映画 「ぼくたちの家族 」

<<   作成日時 : 2014/04/19 02:08   >>

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映画 「ぼくたちの家族 」


映画化もされた「ひゃくはち」の作家・早見和真の小説を、
『舟を編む』などの石井裕也監督が映画化した人間ドラマ。

母親の突然の病気をきっかけに、それまでバラバラだった家族に
隠されていたさまざまな問題が噴出し、その後関係を見つめ直し
家族が再生していくさまを描く。

妻夫木聡と池松壮亮が、責任感の強い長男と家族に対して
素直になれない弟という正反対の兄弟役で初共演。

彼らの両親を、ベテランの原田美枝子と長塚京三が演じる。
                               シネマトゥデイ
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すごくヘヴィーな内容の物語でした。

映画の冒頭5分で主人公の妻夫木クンは人生のどん底を味わいます。

母親の物忘れがヒドくなり奇妙な言動もあったことから、病院で検査をしたところ
脳腫瘍でなんと余命一週間と言われた挙句、実家は借金まみれの状態が発覚するのです。

このあたりまでは、いかにも日本映画お得意のいわゆる難病映画の作りで、
このまま安易なお涙頂戴の流れになるのかなと一瞬辟易とした感があったものの、
そこは新進気鋭の石井裕也監督、凡百のものとは一線を画す作品に仕上がっていました。

そもそも家族はバラバラで、経済的にも困窮したところに母親の病気という、
なんとも絶望的で八方ふさがりの状況になってしまったにもかかわらず、
この映画には、石井監督ならではの”笑い”が随所に散りばめられているのが新鮮でした。

それぞれに問題を抱えていた家族は、この絶体絶命の状態に置かれて
その重圧に押しつぶされることなく、初めて自身と対峙して家族の再生へと向かいます。

彼らが覚醒したことに呼応するかのように、母親の病気にもある出来事が起きました。

詳しいことはネタバレとなるので記せませんが、家族の再生の映画として本作は、
かつて無いと思えるほど、笑えて泣ける真摯で感動的な映画でした。

この映画には、鶴見辰吾さんと板谷由夏さんが医師として出てきましたが、
この二人のお医者さんが、もうスバラシイのです。

専門的な知識を持った医者が患者のために出来ることに力を尽くす、という
ごく当たり前のことをフツーのこととしてやってのけて決して無理をしていない。
患者やその家族にとっては、なんと頼もしく神々しくさえ見えていることでしょうか。

本作は2時間弱の映画でしたが、割りと唐突なところでエンドロールとなって
もう少しこの家族を見ていたいと思ったほど、あっという間の印象でした。

でもきっと何年か後にはこの家族4人が、いや長男の嫁と生まれた新しい家族の6人で
ハワイで談笑する様子が想像できた素敵なエンディングでした。






















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