「第27回ヨコハマ映画祭」

「第27回ヨコハマ映画祭」

毎年楽しみにしているヨコハマ映画祭に行ってきました。
みなとみらい線の馬車道駅に私が着いたのは朝9:30。
開場時間の10:30まで1時間近くあったのに、すでに関内ホールを一周するほどの
人の列が出来ていました。寒いのにみんなこの映画祭が好きなのでしょう。

ざっと報告いたします。

AM11:00 映画一本目 「運命じゃない人」
これは面白い作品でした。思わず”上手い!”と膝を叩きたくなる脚本、構成、演出、編集。
大スターも巨費を投じたセットもなく、監督は新人。
従ってこんなに面白い映画をみんなに知ってもらうには、
こういう映画祭などでの評価と、実際に映画を観た人たちのクチコミが頼りになるでしょう。
本当に唸るほど面白いので、見る機会があったらぜひどうぞ。

ここで作品賞、監督賞の井筒監督が登場。
「パッチギ!」で今年の映画賞を総ナメにした感のある井筒監督、さすがにお忙しいらしく
大阪での上映会に出席のため、他の皆さんより一足先の受賞式となりました。
このあたりの臨機応変なところは、いかにもヨコハマ映画祭らしい。
去年は上野樹里ちゃんが卒業試験のためということで、最後の上映の後、ひとりだけの受賞式を行いました。
もっと前には、崔洋一監督が海外の映画祭に出席のため朝一番の受賞というのもあった。あれはいつだったか。

新作の予告編。
いつもヨコハマ映画祭では、思わぬゲストが登場したりするのがうれしいのですが
今日は映画「ルート225」のPRのため、「HINOKIO」や「青空のゆくえ」に出演した
タ部美華子ちゃんがいきなり登場してくれました。めっちゃキュートでした。
他には五大路子さん、大地康雄さんなどなど。

PM1:45 各賞表彰式
受賞者のなかでも印象に残ったのは、掘北真希ちゃんと薬師丸ひろ子さん。
挨拶や受賞のコメントなど、短いなかにもその人柄などは如実に現れるもの。
掘北真希ちゃんの頭の良さ、薬師丸ひろ子さんの品の良さ、誠実さを感じました。

PM3:30 映画二本目 「いつか読書する日」
大人のメロドラマです。でも私にはちょっとピンと来なかった。
それは末期ガンという設定の仁科亜希子演じる妻の心情が、どうしても理解出来なかったため。
この映画、淡々と淡々とタメてタメてラストに一気にきます。
例えが悪いですが、東映仁侠映画で健さんが最後に敵陣に乗り込むときの感じに似ています。
妻の死後、主人公二人がやっとまともに向き合うくだりは、静かな恋愛映画にあって
素晴らしい緊張感と迫力がありました。
それにしてもあのラストは解せません。

PM5:55 映画三本目 「パッチギ!」
この作品を観るのは2度目でした。
大変面白い映画だと感じましたが、これほど大絶賛されると私は思っていませんでした。
前のときも思いましたが、まずどうもセリフが聴き取りにくいのです。特に冒頭から前半の部分。
私にはヤンチャな学生たちの乱闘シーンが、あまり楽しくなかったのです。
暴力描写が苦手というのではなく、(ペキンパーも深作も北野武もキム・ギドクも大好きです。)
どうも井筒監督の一番”らしい”ところが、私との相性が良くないようなのです。
でもこの映画のラストは圧巻でした。ゾクゾクするほど興奮させてくれました。
それに沢尻エリカちゃんの可憐なこと!。彼女の涙というか、あの泣き顔にはノックアウトです。

終演は8時をまわっていました。
毎年のことながら、一日タップリと映画に浸り疲れましたが大満足でした。
一部のファンのマナーの悪さを、主催者が心ならずも非難されるという場面もありましたが
こんなに暖かく手作り感のある素晴らしい映画祭を、私は他に知りません。
ぜひ禁止事項を明確にしても(そんなことをしたくないという主催者側の気持ちがウレしいのですが・・)
楽しい映画祭をずっと続けていただきたいと思います。

毎年のことなのですが、終演後会場を出る際に関係者の方々が
左右に総出で見送ってくれる上映会など他にありません。みなさん、お疲れ様でした。
来年もヨコハマにいくぞ~。

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この記事へのコメント

年間?本
2006年02月08日 23:44
ブログコメントありがとうございました。
早速レポ読みました。
「運命」と「パッチギ!」は1回ずつ映画館で観ていて、
未見の「読書」も含めて観に行きたかったんですが・・・。
「運命」は本当に面白く、ただ単館上映だったのでどれくらいの人が観たのか。
DVDも出ていますが、2番館・名画座などでスクリーンで観てほしいですね。
「パッチギ!」は昨年の丁度今頃ですね観たのは。
面白かったのですが、ここまで評価が高く各映画賞総なめ状態になるとは
思いませんでした。
「読書」は何とか映画館で今後かかった時に観に行きたいと。
ちなみに、「運命」は渋谷・ユーロスペースで「凱旋上映」とのこと。
(日程未定)

マナー・・・多分「観客のカメラ」がらみでは。
去年もそうだったんですが、撮影自体はOKなんですが度が過ぎる点が・・・。

来年は体調万全で「ヨコハマ」に行きたいと思います。

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