映画 「ジャンプ!ボーイズ」

画像


映画 「ジャンプ!ボーイズ」 を観ました。

観終わると、ホッとして気持ち良くって
ちょっとばかり、元気になるようなドキュメンタリーでした。

台湾の体操強化選手たち7人の姿を追った、ドキュメンタリーでした。
ところがこの7人、まだ小学生の低学年の子どもたちで、ひとりはまだ幼稚園。

その姿は素朴でやんちゃで、なんとも微笑ましい連中なのでした。
でも全国レベルの体操の練習は、半端じゃありません。

ストレッチなど、ありえないような体の柔らかさを要求されるし
失敗してコーチから、逆立ちの刑を言い渡されたりしています。

歯を食いしばって頑張るのだけれど、やはりまだ幼い彼らの目からは
しばしば涙が流れます。

でも誰もくじけずに、難易度の高い練習に明け暮れるのです。

コーチは一見無骨ですが、選手思いで、その指導は実に明解で適確。
このコーチと7人の関係は、見ていて羨ましく思えるほどでした。

まだ幼い彼らに飛ぶコーチからの叱責は、厳しすぎるように見えて
気を抜いた練習、演技が、即ケガに結びつくものであるからだと判ります。

実は子どもたちにカメラを向けている、この作品の監督は
コーチの実弟であったのです。

幼い監督は、小さい頃から体操エリートの兄を見て育ち
兄の後にまとわり付く、泣き虫弟であったことが明かされると
この作品の味わいが、いっそう増すようでした

監督は、子どもたちの一人一人に聞いていました。
”ツラクない?” ”もう辞めようと思ったことはある?” ”コーチは怖い?”

彼らの答えは、あいまいなものが多く、ハッキリ肯定するものもいなければ
絵に描いたような、心にもないような優等生発言をするものもいませんでした。

私はこう感じました。

彼らは、毎日の練習は辛くてイヤだけれど、将来コーチのような立派な選手に
なることを夢見ているし、みんなと一緒に頑張って今度の大会でメダルも欲しい。

コーチはすぐ怒鳴るし、おっかないけれど、アジア大会金メダリストの憧れの存在。
模擬試合にはいつも景品を用意してくれたり、優しいところもある。

こういう相反する、複雑な想いを上手く表現するには
いかんせん、彼らは若すぎるのでした。
でもそんな彼らのもどかしさは、よーく判るのでした。

だから彼らは、ベソをかいているところにマイクを向けられても
”体操なんかヤダ!” ”コーチ、大ッキライ!”とは決して口にしない。

実にけなげでたくましい、愛すべき連中なのでした。

映画は、年に一度の全国大会での、彼らの奮闘振りを見せてくれて終わりました。
演技中の彼らの真剣な表情、まなざしが忘れられません。


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック