映画 「THE WINDS OF GOD ~KAMIKAZE~ 」

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映画 「THE WINDS OF GOD ~KAMIKAZE~ 」 を観ました。

「THE WINDS OF GOD 」といえば俳優・今井雅之氏の人気舞台劇。
舞台はロングランで海外での公演も行い、過去には映画にもドラマにもなっています。

今作は今井雅之氏自ら監督・脚本をした、海外での上映を睨んで
なんと全編セリフは英語の作品で、日本には日本語字幕を付けて
逆輸入という形で上映されるそうです。

今日の試写では映画の上映後に今井雅之監督が登壇され
いろいろと興味深い話が聞けました。とにかく話が上手く、面白かったです。
とにかく、この作品に賭ける熱い想いが感じられ、応援したいと思わせます。

ストーリーは、売れない漫才師のマイクとキンタというアメリカの若者2人
(キンタは日本とのハーフ)が、交通事故に遭い意識が戻ると
何故かそこは、昭和20年8月の日本の特攻隊の基地のなかで、
彼らは、前世の日本人として生まれ変わっていたという話しです。

彼らの意識ははっきりとマイクとキンタのままですから、全く状況が掴めず
突然の空襲や、周りの兵隊たちとのギャップに困惑、唖然とすることになります。

このあたりの描写は、あの当時の特攻隊員の意識・思考の異常さが
現代のアメリカの兄ちゃんのそれとの対比により、面白くも巧みに表現され
戦争の狂気や悲惨さが、際立つ作りとなって見事です。

”お国のために死ぬ”。次々に命を受け周りの兵隊たちが飛び立っていく。
祖国のために命を捧げるなんて!まして2人は日本人ではなくアメリカ人。

彼らの目が、若き特攻隊員たちがどんな想いで死地に向かったのかを
冷静に捉えていました。

若き特攻隊員たちは決して死を恐れない、狂信的な人間などではなく
ごく普通の若者が母親や妹や家族を守るために、他にとるべき手段など
なくなったギリギリの状況においての最後の選択であったことを伝えてくれます。

この作品で今井監督が描きたかったことは、このあたりなのでしょう。
9.11のハイジャック機が”KAMIKAZE ATTACK”と報道されたことが悔しくて
それが今回の映画化のキッカケだったとおっしゃっていました。

この映画は全編英語で撮られていますが、ラスト近く一箇所だけ非常に重要かつ
印象的な場面で、日本語のセリフが聞けるシーンがありました。

何故マイク(岸田中尉)とキンタ(福元少尉)が、8月15日に飛び立っていったのか、
その解釈はそれぞれでいいとは思いますが、果たして外国の方はどう
理解されるのか、非常に気になるところです。 











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