映画 「UDON 」

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映画 「UDON 」 を観ました。

本広克行監督の思い入れが感じられた楽しい作品でした。

ちょっと変化球のような映画ですので、ハリウッド大作の出来の良い
映画こそが映画である、なんて方には向かないかもしれませんが
私は面白く観られました。

私自身は普段うどんはほとんど食べることがなく、どちらかと言えば
ソバ好きで、美味い蕎麦屋の名前やウンチクならすぐに出てくる方でした。

でもやっぱりこの映画は”UDON”でなくてはならず、ラーメンやソバでも
カレーでも成立しない映画でした。

私にはまだ行ったことのない香川の、ちょっと怪しげで奥深い讃岐うどんの
文化が興味深いのでした。

俳優さんたちもみなこの人でなければという、ピッタリの配役に思えました。

もっともストーリー自体は、あえてそうしたかのような、陳腐で
目新しいところなど皆無の、まさによくあるお話でした。

それはソウル・フードとしての、心のふるさとであるかのような存在として
うどんを捉えていますので、こういった直球のベタな展開が正解なのでしょう。

それでも本広演出はさすがにテンポも手際もよく、適度なオアソビも交え
快調に見せてくれました。

ユースケさんの演技は、いつもながら独特の存在感があって
クサイ、泣きの芝居も重くならずに、彼ならではのものがありました。

木場勝己さんのガンコ親父ぶりも絶品で、土手をチャリンコ引いて歩くシーンや
幽霊となってユースケの前に現れるシーンなどが印象的でした。

全体的には、ご都合主義の感が否めないお話でしたが
盛り上がったブームの終焉をキチンと描いたところが潔く
松本明子の地元の主婦が、列を譲って帰りに空き缶やゴミを
拾うところあたりは、地元へのリスペクトを感じる良い場面でした。


もちろん、映画の後はうどんが食べたくなるのですが
東京でリーズナブルで美味いうどんを食わせるところを
どなたかご存知ないでしょうか。






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