映画 「天国は待ってくれる」

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映画 「天国は待ってくれる」 を観ました。

人気脚本家の岡田惠和が、初めて書き下ろした同名の小説を
映画化した切ないラブストーリーということでした。

最近は年を取ったせいか、若い頃に比べ随分と涙腺がゆるくなった
という気がしており、この映画もタイトルからして悲しいことの起きる
映画であろうと予想をしつつ、スクリーンに向かいました。

結論からいうと、私とは相性の悪い映画であったようです。
まずタイトルからして微妙な印象を受けたのですが、本編も同様に
どっぷりと浸かってのめり込むということの出来ないまま
エンド・マークを迎えるないことになってしまったようでした。

小学生の頃からの友情を育む、宏樹(井ノ原快彦)、薫(岡本綾)
武志(清木場俊介)の三人。

ずっと変わらないと思っていたこの関係も、大人となった武志が薫への
想いを抑えきれずにプロポーズをします。

ここが映画の前半の山場であり、最も重要なシーンなのですが
このシーンあたりから違和感を感じ、以降ずっとそのしっくりとこないものは
払拭されることがありませんでした。

快活な武志は自らの想いを堂々と薫に告げ、心優しい宏樹は自らの想いを
心の奥に押し込めました。その様子を見た薫は、武志の想いを受け入れるのです。

ここでの薫の気持ちも、宏樹の気持ちも、理解出来ないものではありません。
しかし武志のここでの告白は、薫への想いを断ち切るためのものである筈だと思いました。
後になって武志が自ら語ったように、薫は宏樹を好いていることを彼は知っていました。

このあたりの三人のそれぞれの複雑なる想いを、しっかりと描いてくれないまま
ストーリーが進んでしまい、特に武志に対して感情移入が出来ないままなので
その後の事件にも伝わってくるものがないのです。

もともと”聖なる”三角関係なんて、現実ではありえないと観客は思っているのです。
しかし映画や小説では、それもいいかなあという気分にさせるべく
上手く見せてもらいたいと思っているのです。

映画は後半、奇跡的な、しかも大方の予想通りの展開を見せるのですが
観客のスクリーンへの想いは、いよいよ醒めていってしまったように思いました。

武志という青年に、生きた人間を感じることが出来ないのが残念でした。
あまりに現実離れした、作家が都合よくこねくり回し
ひねり出した存在にしか見えないのです。

役者さんたちは好演されていたと思います。

岡本綾さんは、派手さはなく控えめな印象ながら清楚で美しく
どこか薄幸な感じが、今回の役に合っていたように思います。

蟹江敬三さんやいしだあゆみさんなど、上手い俳優さんたちが
脇を固めてくれていました。

悲しい話の映画なのですが、爽やかな印象すら残る作品ではありました。
でもちょっとそのストーリーには無理を感じました。

やはり人の心を打つのは、人の素直な想いからくる思いやりや優しさからで
あまりにヒネったり、あざとくなってはいけないと思うのです。



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