映画 「ブラッド・ダイヤモンド」

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映画 「ブラッド・ダイヤモンド」 を観ました。

1990年代後半のアフリカ、シエラレオネでの激しい内戦を描いた
社会派アクション映画。“ブラッド・ダイヤモンド”というダイヤモンドの
不正な取引をめぐって起きる不毛な争いをサスペンスフルに描く作品でした。

143分と比較的長尺な作品でしたが、非常にテンポ良く、飽きることのない
スピーディーな展開に引き込まれ、満足度の高い面白い映画でした。

社会派と銘打つだけあって、搾取されるアフリカの悲惨な構図を盛り込んで
しかし骨太の娯楽作品としても、完成度の高さを示した映画になっていました。

主演の三人をダイヤの密売人(レオナルド・ディカプリオ)、やり手の女性
ジャーナリスト(ジェニファー・コネリー)、現地の漁師(ジャイモン・フンスー)
という設定にしたことが実に巧みでした。

この三者がそれぞれの思惑でダイヤに絡み、行動を共にする中でそれぞれの
生い立ちや立場、目的を示すところに、この映画の本質が語られていました。

そして巨大なピンク・ダイヤを巡って、さまざまな輩たちが丁々発止と暗躍する
一難去ってまた一難の、命がけの宝探しが展開されます。
非常に分かりやすく、明解なストーリーが、観客の目を飽きさせませんでした。

シエラレオネでの激しい内戦の様子が、非常にリアルに描かれて
目を覆いたくなるようなシーンも登場しています。

残虐なシーンもそうですが、なにより恐ろしく思うのは、村を襲った反政府軍が
子供たちをさらって銃を与え、洗脳、教育し戦士として育てようとするところ。

まだ幼くさえ見える少年たちがマシンガンを手に持ち、虐殺の現場に参加して
嬌声を上げて嬉々としている場面は、実際のニュース映像で見たものとダブって
本当にやりきれない気持ちにさせられます。

家族思いの漁師を演じたジャイモン・フンスーの演技が光りました。

ジェニファー・コネリーの知性とタフさを兼ね備えたジャーナリストが
美しく、魅力的でした。とってつけたようなラブ・シーンが無かったのも
好印象を持ちました。

さてディカプリオ氏ですが、ただのイケメン俳優ではなく演技派、社会派を
目指しているのでしょう。決して大根ではなく、熱演は買うのですが
個人的に言うと演技云々ではなく、この役のキャラではないように思うのでした。

今回の役は、両親を悲惨な失い方をした元傭兵という役柄でしたが
彼の風貌は、とてもそういう修羅場をくぐってきた人間には見えません。
そういう雰囲気を持った役者さんは他にも沢山いるのではと、思ってしまいます。
これはどうしようもないことで、彼に合った役を選ぶしかないように感じます。


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