映画 「パッチギ! LOVE&PEACE」

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映画 「パッチギ! LOVE&PEACE」 を観ました。

井筒監督の真意が私にはよく判りかねますが
かなりの論議を呼ぶのではないかと想像されます。

むしろそうなることを期待しているのではないかとさえ感じます。
そう思えるほど反日とか、歴史認識の問題とかを目の当たりにする
描写やセリフに満ちている映画でした。

もちろん映画なのですし、そうした描写は主人公アンソンの
家族らが見て体験した日本人の姿であるのでした。

そのことがメインの映画ではなく、主人公アンソン一家の壮絶な
生き続けることの大切さを描いた家族愛の物語として、素直に見れば
力のこもった感動作といえるでしょう。

暴力的な描写も前作に増してパワーアップしていますが、前作にあった
もうこれ以外にはない、といった逼迫感はなく、ただ野蛮としか思えません。

かつて在日の方たちのたどった、差別に満ちた悲劇的な歴史と主人公の
切ない恋物語を絡めて胸に迫るものがあった前作に比べ、今作には
そういったものはあまり感じられませんでした。

それは私がこの映画の舞台である1974年の東京に、実際学生として
生活していた中において、在日への差別的な感情のイメージは前作の
1968年の京都の時と比べ薄かった、というのが実感としてあったからです。
もちろんこれは個人的なものですが。

この映画に登場する日本人はほとんどが最低の連中で、
確かにそういう輩も少なくはなかったでしょう。
日本人が観れば、いささか不愉快なシーンの連続でしたが
在日の方たちが観ても、鼻白むものではなかったかと思います。

”なんでウチラ朝鮮人やねん”なんてキョンジャのセリフは
とても悲しくて、しかも違和感を覚えました。

映画自体は職人・井筒監督が精魂込めた出来といえるのでしょうか、
スピーディーでエネルギーに溢れた、凝っていて盛りだくさんで、
戦闘シーンなど並みの戦争映画を超えるものでしたが、
私はこの映画にあまり共感出来ませんでした。

単に井筒作品独特の、横溢するヤンチャなムードに対する好き嫌い
の問題かも知れませんが。

主人公らの”パッチギ”の理由が、混沌として焦点がボケてきて
空回りをしているように思いました。

前作の沢尻エリカさんに続き、今作のヒロイン、中村ゆりさんは
とても可憐な女優さんでした。覚えのある顔だなあと思っていましたが
彼女はあのYURIMARIのゆりさんなのですね。今後の活躍を期待します。

彼女の劇中の舞台挨拶の場面がこの映画のハイライトでした。
そのセリフには考えさせられるところがあり、昨今の日本の戦争映画に
対するアンチ・テーゼになっていました。
そこのところは個人的に支持したいものがありました。

若い方はどういう感想を持たれるのか興味があります。
私たちが何十年も前に、加川良氏の唄を聴いてちょっと戸惑った時のように
じっくり考えてもらいたい気がしました。








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