映画 「監督・ばんざい!」

画像



映画 「監督・ばんざい!」 を観ました。

もうギャング映画は撮らないと宣言したキタノ・タケシ監督が
さまざまなジャンルの映画に取り組み、苦悩する姿を描く
北野武の監督第13作。

私は北野映画が好きで、これまでの全作品を観ています。
この映画は自らが言うとおり、”映画監督としてのステイタス、
キャリア、名声とかをチャラにしたかった”として撮った作品。

そのつもりで観ないと唖然としてしまうであろう、
おバカ映画なのです。いかにも深読みが出来そうなタケシ人形を
抱えた、淋しそうな北野武にだまされてはいけません。

かつてブラウン管の中で、ハジケまくっていたビート・たけしの
罰当たりでおバカで不条理な笑いを、すんなりと受けとめられれば
大当たりの映画で、もともと万人受けを狙っていない、ヒネた
彼の笑いは”くだらねえー”と吐き捨てるのが似合うもの。

「菊次郎の夏」とか「ソナチネ」のような映画が観たかった、
こんなシュールなもの観たくないとか、もうかつてのような
映画は撮れないのだ、というのも全くの見当違いというもの。

この映画から感じる北野武の才能にしろ、エネルギーも体力も
ハンパなものではありません。それだけでファンは満足かも。

映画の前半、さまざまな映画のパロディ風は楽しいものでした。
北野武のホラー映画なんて、本編として観てみたいと思いました。

岸本加代子や鈴木杏、江守徹などが登場する後半は、もう一体
どこへ向かうのか、理不尽で破綻していて、そのうえ下品。
面白いといえば面白いのだが、サイコーではないと思うのです。

何故ならば北野武なのだから。

でも私はこれを観て、彼の次回作に大いに期待を持ちました。
きっと近いうちに、これまでの作品のどれとも違う、傑作を
私たちに見せてくれることでしょう。


人気blogランキングへ
画像 

Mr.Gのオススメ







ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

  • 菊次郎とさき

    Excerpt: [7月スタート] ビートたけし原作ドラマ「菊次郎とさき」最新情報 Weblog: 菊次郎とさき racked: 2007-06-02 12:49
  • 北野武の”暴力”

    Excerpt: カンヌ映画祭やベネチア映画祭を席巻した“世界のキタノ”こと北野武監督の最 新作、『監督、ばんざい!!』がとうとう公開されましたね。 “映画を愛する全人類に捧ぐ、ウルトラ・バラエティ・ムービー”という.. Weblog: Progress racked: 2007-06-04 01:01
  • 「監督・ばんざい!」

    Excerpt: 6月2日より公開される映画「監督・ばんざい!」の試写。北野武監督の第13作。脚本・編集も北野武。出演はビートたけし、江守徹、岸本加世子、鈴木杏、吉行和子、宝田明、藤田弓子、内田有紀、木村佳乃、松坂慶子.. Weblog: やまたくの音吐朗々Diary racked: 2007-06-04 07:17