映画 「吉祥天女」

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映画 「吉祥天女」 を観ました。

吉田秋生の傑作コミックを映画化した、ある美少女をめぐる
ミステリアスな禁断の物語。代々伝わる“天女伝説”を基に
家同士の確執や、過去からの因縁が巻き起こす悲劇を描く。

今日の試写では、思いがけず監督、出演者の皆さんの舞台挨拶が
ありました。
赤い着物姿の鈴木杏ちゃん、青い着物姿の元仮屋ユイカちゃんは
艶やかで美しく、うれしいサプライズでした。

本人も挨拶のなかでコメントされていましたが、美しく妖艶で
ミステリアスな少女、叶小夜子役を鈴木杏ちゃんが演じます。

まあ、人気コミックの映画化というときには、配役にもストーリーにも
イメージが違うという批判はつきものです。
原作とは別物と考えて、楽しんで観たいものです。

さて鈴木杏ちゃんですが、いつもの元気で明るくコミカルな演技とは
打って変わったものを見せてくれました。
最近見た「監督・ばんざい!」での乱暴なハジケっぷりは、予想の
範囲内だとしても、この映画での小夜子役には驚かされました。
女優さんというのは凄いと思いました。

同世代の蒼井優、宮崎あおいに、このところ少々水をあけられた感のあった
杏ちゃんでしたが、どっこい見事に存在感を示してくれたように思います。

ストーリーはかなり入り組んだ、暗くて重く、生臭いものでしたが
要領のよい語り口で、ソツなく見せてくれました。
この映画をかつての、市川崑監督の横溝映画のような見方をしては
凡庸な作品にしか見られないでしょう。
ですが復讐劇としての側面が希薄すぎて、カタルシスが得られず
映画は意味不明なまま、どんどん進行していってしまいます。

鈴木杏、元仮屋ユイカ、勝地涼という若い、才能ある俳優さんたちの
友情や憧れ、恋愛を描いた青春モノとしての側面も感じられて
それぞれ役者さんたちは好演してくれているものの、やはり中途半端で
未消化な感じは否めない出来に思えました。

ですが暗いストーリーのなかで、すがすがしさを覚える奇妙な感覚が
感じられました。傑作と称される未見の原作の世界観が気になるところです。
原作ファンの酷評もありうるかとちょっと心配です。

鈴木杏ちゃんはミステリアスで、とてもキレイでした。

一方、元仮屋ユイカちゃんの、ピュアで一途な感じの女子高生・由似子は
彼女ならではのもの。ラスト・カットの彼女の爽やかな笑顔に癒されます。



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  • 「吉祥天女」(日本 2006年)

    Excerpt: 『"天女の衣"に触れた女は幸せになるが、 これに触れた男には祟りがある。』 12年ぶりに故郷に戻ってきた少女に 周囲の人間とふたりの少年の運命は翻弄されていく・・・「吉祥天女」 Weblog: 三毛猫《sannkeneko》の飼い主の日常 racked: 2007-07-09 20:40