映画 「包帯クラブ」

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映画 「包帯クラブ」 を観ました。

心に傷を負った人々を癒すため、依頼の場所に包帯を
巻いて回るクラブを結成した若者たちの青春ストーリー。
「家族狩り」の天童荒太が書き下ろした原作を、
『明日の記憶』の堤幸彦監督が映像化した。


とても雰囲気のある映画でした。

石原さとみが制服姿で空を見上げて佇むファースト・シーン。
大きな鉄塔と小さく飛行機が飛ぶ様が確認できる印象的な場面。

この場面に石原さとみのナレーションが重なるただこれだけなのに、
物悲しさと閉塞感が色濃く感じられる。

それは全編に流れるハンバートハンバートの音楽の効果が
圧倒的で、それは映画全体のシリアスで物悲しい雰囲気と
見事にマッチしていました。

今の高校生たちの心の閉塞感とかは、今の私はもうとっくに
忘れてしまったものかも知れません。

でももう覚えていないだけで、案外彼らと同じような悩み、
痛みを抱えていたのかもしれません。

そんな風に思えたほど、石原さとみのワラという少女の心象は
ありがちのようで、とても新しく新鮮に思いました。

柳楽優弥クンの演技は、一皮も二皮も剥けた感じの、魅力的な、
破天荒に見えて、ナイーブという高校生を演じてくれました。

人の痛みを癒すために包帯を巻く”包帯クラブ”
彼らは人の痛みを感じようとすることで、自らの痛みと
向き合うこととなります。

自己満足とか偽善とか、当然ありうる批判や反省があって
彼らが身近な仲間の傷、痛みに向かい合うことで、
何をすべきか考え、一歩を踏み出すことが出来るのです。

人の痛みを・・なんて、すごく青臭くて恥ずかしいテーマかも
知れませんが、包帯を巻くという秀逸なアイディアが
微笑ましく、応援したいという気にさせてくれました。

またこの頃の仲間、友達というものの素晴らしさを
彼らを見ていて素直に感じられました。

包帯クラブの若手のキャストは皆さん好演でした。

でも私がすごいなと感じたのは、石原さとみの母を演じた
原田美枝子さん。
出番は少なく、説明的なセリフなど皆無なのでしたが、
主人公の育った生い立ち、環境、それに彼女の性格までが
原田美枝子さんの演技で、如実に伝わってくるのでした。
ぜひご確認ください。




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  • 包帯クラブ 主題歌

    Excerpt: 包帯クラブ 主題歌を紹介しています Weblog: 主題歌FAN racked: 2007-09-12 19:57
  • 『包帯クラブ』

    Excerpt:  「包帯1本で世界が変わったら  めっけもんや。」  試写観賞:一般公開9/15-  個人評価 ★★★☆  『 映画雑感 』 Weblog: cinema days 『映画な日々』 racked: 2007-09-17 09:49