映画 「パッセンジャーズ」
映画 「パッセンジャーズ」
飛行機事故で奇跡的に生還した5人の乗客のカウンセリングを
担当するセラピストが、不可解な事態に巻き込まれていく心理サスペンス。
事故に関する事実を証言しながら次々と失踪する生存者たちをめぐり、
スリルと謎が複雑に交錯するサスペンスフルなドラマが展開する。
真実を追求するセラピストを演じるのは、『プラダを着た悪魔』の
アン・ハサウェイ。監督は『美しい人』のロドリゴ・ガルシア。
予想を裏切る衝撃の結末に息を飲む。 (シネマトゥデイ)
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上手いこと騙されました。
過去の映画には似たテイストの作品もありましたが、
これはこれで十分楽しめました。
アン・ハサウェイ扮するセラピストのクレアの
美しく凛として、知的で聡明な感じがお見事でした。
さすがに旬のハリウッド女優さんです。
彼女が乗客のカウンセリングを進めるうち、
さまざまな謎が生まれ、新たな事実も発覚し、
どうやら飛行機事故には犯罪の匂いがプンプンします。
このあたりの語り口は巧みで引き付けられます。
やたらとプライベートに踏み込んでくる、
ちょっと不気味な隣のオバさんなんていうのも
いかにもこの手のサスペンスにには欠かせない存在。
でも積極的にクレアに迫る乗客の一人エリックと
あまりにあっさりとデキてしまうあたりで、
ええっ、それはありえないと思うのでした。
そう、思えば何かちょっと変、という感じが
ずーっと続いていて、これがこの映画のポイントなのでした。
これ以上書いてしまうと完全にネタバレになってしまい、
これからご覧になる方に申し訳ないので書けません。
オチを見て、なーんだと思う方もいるでしょうし、
これならなんでもありじゃないかと言う方もいるでしょうが、
私は気持ちよく騙されて、良く出来た作品に思いました。
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