映画 「女と銃と荒野の麺屋」

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映画 「女と銃と荒野の麺屋」

『初恋のきた道』『LOVERS』など多彩な作風で世界中から高い評価を受ける
チャン・イーモウ監督が、ジョエル、イーサン・コーエン兄弟の
『ブラッド・シンプル』を中国に置き換えてリメイクしたノワールタッチの時代劇。

舞台を中国の原野にし、強欲な夫、妻とその浮気相手、妻と浮気相手の
殺害を依頼された悪徳警官がたどる運命を、ブラックユーモア満載で描く。

キャストには『王妃の紋章』のニー・ターホン、『花の生涯~梅蘭芳~』の
スン・ホンレイら実力派がそろう。
                              シネマトゥデイ
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巨匠チャン・イーモウ監督がコーエン兄弟の作品をリメイク、
ということにまず意外な印象を受けましたが、実際に映画を見てみると
これがまたビックリの、摩訶不思議で妙ちくりんな楽しい映画でした。

基本的にはブラック・ユーモア溢れる諷刺喜劇というところですが、
チャン・イーモウ監督、こんな映画も撮るんだという斬新なものでした。

喜劇の舞台を見ている感じというか、もはやコントに近い印象です。

好き嫌いは分かれるでしょうが私は多いに楽しめました。

コーエン兄弟のオリジナル、『ブラッド・シンプル』は
実にサスペンスフルな作品でしたが、本作はそこが薄まった分、
大いに笑える映画に仕上がっていました。

巨匠が息抜きで作った作品、なんて評価もあるようですが、
そこはチャン・イーモウ監督、らしさも十分に見られました。

まずは中国の荒涼とした砂漠の広がる原野と、空の青さ
この美しい映像はチャン・イーモウ監督ならではのものでした。

なんでこんなところにぽつんと老舗らしき麺屋さんがあるんだろう、
客なんて来るのかしら、というナンセンスさも妙に可笑しい。

登場人物たちのカラフルな原色の衣装の奇抜さにも目を奪われます。

彼らが行う、麺の生地を丸く伸ばすパフォーマンスも楽しかった。

オリジナルとほぼ同じストーリー展開なのに、見た感じは全く違う、
それでも丁寧に作りこまれた、大変楽しい作品に思いました。

唐突なエンディングの影で、その観客の反応を見て
チャン・イーモウ監督がニヤリとするのが見えたような気がします。




















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