映画 「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」

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映画 「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」

大好きな父親を911のアメリカ同時多発テロで亡くした少年が、父親の
残した鍵の謎を探るべくニューヨーク中を奔走する姿を描く感動ドラマ。

ジョナサン・サフラン・フォアのベストセラー小説を、トム・ハンクスと
サンドラ・ブロックという二人のアカデミー賞受賞俳優の共演で映画化。

『リトル・ダンサー』『愛を読むひと』の名匠、
スティーヴン・ダルドリーが監督を務める。

鍵穴探しの旅で父の死を乗り越え、力強く成長する少年には、
映画初出演のトーマス・ホーンを抜てき。

ダルドリー監督の繊細な演出と俳優陣の演技が感動を呼ぶ。
                           シネマトゥデイ
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タイトルがすごく印象的な、あの911の同時多発テロで
大好きな父親を亡くした少年の物語でした。

よくある「喪失」と「再生」の物語といってしまえばそれまでですが、
スティーヴン・ダルドリー監督の緻密で繊細な演出が
じわじわと感動を呼び、心地良い余韻に浸れる作品でした。

特に映画後半の30分ほどでは、それまでのペースが一転して
たたみかけるような展開から、小気味良く心地良い着地点に収まります。

日本のものと違う、こういう感じがアメリカ流のベタというものなのか、
とても気持ちのよいストーリーの展開がなされていました。

正直言うと子供は私苦手なのです。

特に本作の主人公のような10歳ぐらいの少年は一番扱いにくい年頃で、
本作のオスカー君はその象徴的な少年でした。

繊細で感受性も強く、賢いので生意気でかんしゃく持ちでもある。

そんな少年が突然大好きな父親を失ってしまうのですから、
これはもうちょっとやそっとで傷ついた少年の心は癒せません。

同じく悲しみにくれる母親とも上手くいかなくなるのも道理でした。

映画の前半は正直面白いと感じるものではありませんでしたが、
祖母宅の間借り人、マックス・フォン・シドーお爺ちゃんの登場から、
徐々に話が動き出し、カギの正体は一体?というミステリーも絡んで
俄然面白くなって来るのです。

本作のマックス・フォン・シドーは話せない、
という設定でしたが、もうこれが絶品の見事さでした。

ラスト30分は出来過ぎ、作りこみ過ぎといった感はありますが、
これが映画の醍醐味ではないでしょうか。

凍った人の心を溶かすのは、やはり人の気持ちなんだ
なんてことを思いながら気持ち良くエンドロールをむかえました。































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