映画 「許されざる者」

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映画 「許されざる者」

クリント・イーストウッドが監督と主演を務め、
アカデミー賞作品賞などに輝いた西部劇をリメイク。

江戸幕府最強の刺客として恐れられた男が、
やむを得ぬ事情から一度は捨てた刀を手にしたことから
壮絶な戦いに身を投じていく姿を描く。

メガホンを取るのは、『フラガール』『悪人』の李相日。

ハリウッドでも活躍が目覚ましい渡辺謙をはじめ、
柄本明、佐藤浩市らキャストには実力派が結集。

彼らの妙演に加え、開拓時代の西部から
明治初期の北海道への舞台移行などの改変点にも注目。
                           シネマトゥデイ
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豪華キャストが登壇したジャパン・プレミア試写で見ました。

会場の東京国際フォーラムAで、今回私が引き当てた座席は
一階席ほぼ中央の絶好の位置でした。それだけでもかなり満足です。

オリジナルのイーストウッド作品を見たのは随分と前なので、
忘れているところが多かったですが、本作は国や時代背景は違えど、
かなり忠実にリメイクがなされていたような印象を持ちました。

まずは冒頭から、非常に重厚で本格派の映画という感じを受けます。

明治初期の北海道が舞台とされて、そのワンシーン、ワンシーンが
日本映画らしからぬ(最も監督は李相日さんですが)壮大さで描かれて、
日本でもまだこんな風景で映画が撮れるところがあるんだ、なんて
その風景の見事さに圧倒される思いがしました。

渡辺謙さん始め、キャスト陣も実力派の方々が熱演されています。

それは見応えがあるのですが、暗くて重ためのストーリーに
力の入った演技が続いて、いささか息苦しい感じさえ受けました。

本来ならば、柄本明さんの存在はそこのところにもう少し
ちょっとした息抜きになってよかったかなとも思います。

そもそもこの映画はエンタメ志向の単純な勧善懲悪作品ではないので、
やはり大人が見てこそ楽しめる作品であるように感じました。

アイヌの悲劇とか、女郎の悲哀もなかなかピンとくるものではなく、
幕府側の人間と、新政府側の人間の立場の違いや対立関係なども
この映画の中でも分かりにくくて、色々と感情移入がしにくいのです。

とはいえ、やはり渡辺謙さんの存在感は抜群でした。

彼の生き様だけ見ていても、人間の業のようなものは感じられました。

あと光っていたのは柳楽優弥クン。
型破りで破天荒な感じは、デビュー当時の三船敏郎さんみたいでした。



























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