映画 「白ゆき姫殺人事件 」

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映画 「白ゆき姫殺人事件 」


『告白』などの原作者・湊かなえの小説を基に、
美人OLの殺害容疑を掛けられた女性をめぐって
人間の悪意を浮き彫りにしていくサスペンスドラマ。

報道によって浮かび上がる容疑者像をきっかけに、
インターネット上での匿名の中傷やマスコミの暴走など現代社会の闇が描かれる。

監督は、『ゴールデンスランバー』などの中村義洋。

容疑者である地味なOLを井上真央が熱演。
テレビディレクター役の綾野剛のほか、菜々緒、貫地谷しほりらが共演する。

容疑者がいかなる結末をたどるのか最後まで目が離せない。
                                     シネマトゥデイ
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面白い映画でした。

まずは湊かなえの原作が良く出来ているうえ、内容的に映像向きでもあって
それを中村義洋監督の冴えた演出で見事な作品に仕上げてくれました。

「告白」もそうでしたが、秦かなえさんの小説は本来人間の持つ
”黒い”部分がさらけ出されて描かれます。

本作もインターネットやTVのワイドショーの持つ負の部分が描かれますが、
メディアはどうあれ、本来誰しもが持つ、嫉妬、陰口、見栄の張り合いといった
ダークな部分の存在こそが問題の本質であることを間違ってはいけないのです。

であるから、語られる人間により同じ出来事をとらえた場面であっても、
その人物の思惑によって、全く違ったものとなってしまうのです。

黒澤明の「羅生門」とか、大林宣彦の「理由」とかこの手法をとった作品は
多いですが、いかにも映画的でみていて楽しく、引きこまれます。

また俳優さんたちの微妙な演じ分けも楽しめました。

特に主演の井上真央さんはやはり上手いし、菜々緒さんも好演でした。

でもこのお二人が地味OLと美人OLという設定には少々無理もある気がします。
どちらが好みですか、と男性に聞けば恐らく真央ちゃんのほうが多い気も。

このストーリーを犯人探しのミステリーとしてだけで見た場合には
いささか細かい点で無理や疑問も感じますし、結末もあっけないとも感じるでしょう。

なにより真犯人の動機が弱いと思ったのと、真央ちゃんがコンサート会場から
走り去ってしまった場面にはかなりの違和感を覚えました。

あそこで姿を消さなくてはストーリーの上でウマくないのは分かるし、
人間誰しも”黒い”とはいえ、生い立ちからをずっと見せた主人公の行動として、
あれれ、と思ってしまいました。

貫地谷しほりさんとか、谷村美月さんとかの共演者もなかなか魅力でした。

Twitterでは誰がどのハンドルネームなのかも注意して見ると一層楽しめます。
























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