映画 「カーズ」

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映画 「カーズ」 を観ました。

どんな映画も節操なく観ている私ですが、唯一苦手なのがアニメの世界。
大人が楽しめる作品がたくさんあるよといわれても、どうもダメなのです。

どうしても気になってしまうのが、いわゆるアフレコとかアテレコ。
絵と口が合っていないと、すごく気持ちが悪いのです。

実写の映画でもアフレコの場面は、恐らく人より敏感に気付いてしまう。
アニメなんだからピッタリ合わないなんて当たり前、っていわれても
気になるものは気になるのです。

最近のアニメでは先に音をとって、それに絵を合わすプレスコというのがあるらしい。

著名な俳優さんが吹き替えを演れば、どうしてもそのイメージが重なるし
ドラえもんを見ると私は、大山のぶ代さんが浮かんできてしまうし
子供の声は年配の女性が、変に声を作って吹き替えることが多く
どうしてもなじめない。それにプロの声優さんならば、あくまでも裏方に徹し
私があのキャラの声優でしたなどと、TVなどに登場してもらいたくはないと思ってしまう。

すみません、映画のことを書きます。

よく、このアニメは子どもだけのものにしておくには惜しい、大人も楽しめる作品です
なんて惹句を見かけますが、今日の映画はその逆ではないでしょうか。

冒頭のカーレースの場面の躍動感、満員のスタジアムで歓声を上げる観衆。
(クルマの世界を描いていますので、満員の観衆もすべてクルマです。ス、スゴイ!)
このあたりは親子で楽しめますが、ドラマの部分は子どもにはちょっと退屈になってしまうかも。

ストーリーは、才気煥発の若きカーレーサーが、ちょっとしたことで人生の寄り道をし
再生を図るというもので、特に目新しさはないものの、クルマの世界として描いたことで
これが実に新鮮で、利いていました。

アニメの凄さを感じたのは、冒頭のシーンのみならず
地平線まで続く広大なアメリカの風景やら
忘れられつつある寂れた街として描かれた、ラジエーター・スプリングスという地の
レトロなネオンのノスタルジックな街並みが、実に素晴らしい出来でした。

もちろん、ここで出会うユニークで個性的なクルマたちが愉快です。
表情も豊かで楽しいのですが、凄いのはそれらクルマたちの光沢のツヤツヤ感。
ピカピカのボンネットやサイドへの写りこみも見事でした。

古き良きアメリカの人情とか友情を、いまフツーに描いては
受け入れにくい世の中でしょうが、このアニメのクルマたちの世界は
とても心地よいものでした。

ランディ・ニューマンの音楽もノスタルジックでいい出来でした。

大人の私には、ゆったりとした中盤の展開も楽しめましたが
はっきりいって子どもたちには、辛いのではないでしょうか。

元人気レーサーのドック・ハドソン役の渋い声は、聞いたことがある声だなあと
上映中ずっと思っていて、エンドロールのすっごく小さい文字を確認しました。

なんと”ポール・ニューマン”でした。馴染みがあるわけです。
そういえば主人公の名は”マックイーン”でした。

まさに古き良きアメリカですね。





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