映画 「重力ピエロ」

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映画 「重力ピエロ」

作家・伊坂幸太郎のベストセラー小説である、傑作ミステリーの映画化作品。

数々の伏線を基に、一つに絡み合ったすべての謎が解けたとき、
過去から今へとつながる家族の真実が明らかにされる。

物語の核となる兄弟役に挑むのは、『それでもボクはやってない』
の加瀬亮と『天然コケッコー』の岡田将生。

主人公の両親にふんするのは、小日向文世と鈴木京香。

監督デビュー作『Laundry ランドリー』で高い評価を得た、
森淳一の演出手腕にも注目したい。       (シネマトゥデイ)

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原作は未読ですので比較は出来ませんが、
小説を読めば、より理解し得るところがあったのかと思います。

ミステリーであり、家族愛を描いた作品でした。

内容的にはレイプ、殺人、放火と非常に重いテーマを扱いながら、
青春映画のような爽快感があって、一気に見せる作品でした。

映画的な面白さは十分楽しめましたが、ただしその世界観は
全くといっていいほど共感しかねるものでした。

ルールは越えられる。 世界だって変えられる。

そんなことあろうはずが無いと私は思います。

不幸な出生をした弟がずっと苦しんで生きてきたにせよ
彼の結論は”ムチャクチャ”で間違いだと考えます。

従ってあのラストは受け入れがたいものでした。

重いテーマを軽やかなテンポで見せ、イケメンの俳優さんが葛藤し、
小日向文世と鈴木京香が演技の上手さでその気にさせられます。

が、この家族が”最強の家族”なのでしょうか。

渡部篤郎さんが演じた男は唾棄すべき最低の人間でしたが、
法の裁きに基き、服役し刑期を終えた人間です。

その一般人を私怨により殺害するなどの行為は許されるはずもありません。
まして親殺しでもありました。さらには放火は人の生命と財産を奪う大罪です。

弟が犯したそんな犯罪を知って赦す家族もありえません。
これが愛だとか絆などといっていいものでしょうか。

罪と罰、の部分が未消化で描き足りてないように思うのでした。














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