映画 「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」

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映画 「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」

仕事に追われ、家族を省みることのなかった50歳目前の男が、
ふと人生を振り返り、幼いころの夢を追い求め始める感動ストーリー。

監督は『白い船』などで知られる島根出身の錦織良成。

主人公の男を『亡国のイージス』の中井貴一、その妻を「天地人」の
高島礼子、娘を『ドロップ』の本仮屋ユイカが演じている。

一畑電車の走る島根の風土を描きながら、家族や仕事といった
人生の普遍的なテーマを扱った深遠なストーリーが感動を呼ぶ。
                               シネマトゥデイ
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いかにも日本映画、それも松竹映画らしい作品でした。

悪意のある人物もいず、ドギツイところもない、
安心して見ていられる、良質の映画といえるでしょう。

でもそこのところが正直若干物足りないというか、この家族これで
ホントにこの後上手くやっていけるの、という感じも残るのでした。

映画はサブタイトルそのままの内容で、仕事人間だった主人公
(中井貴一)が50歳目前、大手メーカーの役員の目も出てきたところで、
母親の病気や同僚の不慮の死をきっかけに、幼い頃の夢である
故郷島根の一畑電車の運転仕になるというストーリーです。

彼の妻(高島礼子)は東京でハーブティーの店を出していて、
その店は最近になってようやく軌道に乗りかけていたところでした。

大学4年の娘(本仮屋ユイカ)はそれぞれの仕事に没頭する両親に
不満を募らせているようです。家族の会話がないのがその原因でしょう。

主人公が首尾よく運転仕になっていく過程や、実際に電車を運転する様を
見るのはとても微笑ましく、一畑電車のロケーションもキレイでした。

そしてこういう役は中井貴一サン、本当に似合っていました。

周囲の人々も良い人ばかりで、また地元の人たちとの交流も良好です。
感動的なエピソードで泣かせてくれるところもありました。

だからもうこれはこれでいいのでしょうけれど、
ホントにこれでいいのかな、とやっぱり私は気になるのでした。

夫は島根で運転士の仕事をし、妻は東京で店を出しています。
夫婦が別々に住むなんて珍しくはない、と言われればそれまでですが・・。

祖母が好きで、祖母の田舎が好きな娘も結局は東京育ちですし、
就職も恋愛も東京ですることになるでしょう。

なにより主人公ですが、彼は夢だった運転士の仕事に就き、
母親に対しての親孝行も出来たことで今は満足かもしれません。

ですがローカル線の運転士の仕事に単調さを感じて2、3年もすると
飽き飽きしてしまって、かつての激務を懐かしく思ったりはしないのか、
と全く余計な気を回してしまうのでした。

実は私のこんな危惧は映画の中でちゃんと答えを出してくれています。
でもその答えは随分とアッサリし過ぎている気がするのです。

こう思うのは、私がそもそも小さい頃から、特に電車の運転手になりたい、
なんて考えたことがない人間だからなのかも知れません。

もちろん、夢を追い続けることはスバラシイことだと思うのですが。























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